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小原伝統工芸紙とは

小原和紙工芸は、和紙原料のコウゾを染色し、それを絵具代わりに、絵模様を漉き込んでゆく美術工芸品です。

小原工芸和紙の歴史

 小原村の紙漉は、明応5年(4796年-室町時代の末期)始まると言われています。明治の頃には、小原村を含めた三河の山間部で、地元の楮(こうぞ)を使用して「三河森下紙」という番傘用の紙や、障子の紙などを生産していました。
  昭和7年、愛知県出身の工芸家「藤井達吉」から三河森下紙厚物の注文があり、小原村と藤井達吉との親交が始まります。藤井達吉はバーナード・リーチ、高村光太郎ら多くの芸術家と交流し、郷里愛知に戻ってからも、瀬戸、常滑及、多治見方面 の古窯の調査をはじめ、伝統工芸の振興に力を入れました。
  昭和20年、激戦況が悪化したのを期に達吉は小原村に疎開し、小原村に芸術村を実現することを目指しました。
  昭和23年には村長や若者を中心とした「小原工芸会(現小原和紙工芸会の前身)」が発足します。「美術は産業の母体として、ここよりその土地の産業が生まれ、一家、一村、一国の幸福の源となるものである」達吉の元に集まった若者達は、敗戦後の貧しい農村の暮らしの中で、達吉の厳しい指導と想像を絶する苦労に耐え、今日の小原工芸和紙の基礎を築いたのです。